What is “steelwood”

SULKのブランド名に入った「Steelwood」とは、鉄と木を組み合わせた家具を展開していく上でその表現として使用することにした造語です。
こちらのページではその「鉄」と「木」について、素材や、関連した塗装の事などの簡単な説明を交えて紹介していきます。


写真:アイアン製のテーブル TRIPOD TABLE - STEEL TOP
写真:アイアン製のDIYパーツ DIY PARTS

STEEL
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鋼材について

SULKの家具に使用している鋼材は角パイプ・丸パイプ・丸鋼などの一般鋼材と、黒皮鉄板・亜鉛鉄板などの平板がメインになっております。
それらの特性状、SULKの家具のデザインは直線的、もしくは整った角度の曲げ加工がメインとなっています。
その鋼材を使用してできたパーツは全9色から塗装色をお選びいただけます。
塗装には車の塗装にも使用される2液ウレタン塗料を使用、屋外でも使用可能な耐久性と、仕上がりの美しさを兼ね備えています。

  • 塗装に関しまして、鋼材の部位・形状や色の種類(特にWhite・Red・Yellow)により垂れなどが発生する場合がございますので、ご了承ください。
  • 色見本は、画面を見る環境や明るさ・設定などにより、実物と色味が異なって見える場合がございます。気になる方は、ショールームにて商品を直接ご覧いただくことをおすすめいたします。
  • 屋外での使用も可能ですが、傷が着いた部分や溶接箇所などからサビは発生致します。あしからずご了承ください。
  • 木材サンプルは有償での対応となります。
写真:マットブラック / 艶消
Mat Black / Mat
写真:グレー / 艶消
Nordic Gray / Mat
写真:ホワイト / 艶有
White / Glossy
写真:ゴールド / 艶有
Antique Gold / Glossy
写真:ブルー / 艶消
Fog Blue / Mat
写真:グリーン / 艶消
Finch Green / Mat
写真:ピンク / 艶消
Grunge Pink / Mat
写真:レッド / 艶有
Red / Glossy
写真:イエロー / 艶有
Yellow / Glossy

カラー説明

ほとんどの商品は、Mat Black(艶消し)・White(艶有り)の2色またはNordic Gray(艶消し)を追加した3色を設定しております。
一部の商品は、Antique Gold(艶有り)を追加した4色展開の商品もございます。
また、SULKオリジナルのポップなカラー5色を入れた8色展開の商品もご用意しております。
Fog Blue・Finch Green・Grunge Pinkは艶消し、Red・Yellowは艶有りとなります。
モノトーンカラーで統一したお部屋に何か1つ差し色として使用したり、何色か使ってカラフルなお部屋にしたり、使い所は自由です。
品物により選択できる色の構成が違う場合がございますので、各商品ページからご確認ください。

Mat Black / Mat
一番人気の定番カラー。
艶のないシックな仕上がりで「鉄」と言う素材を一番引き立てるカラーとなります。
Nordic Gray / Mat
お洒落な色合いで他のインテリアとの相性もよく、少し個性を出したいという方にお勧めです。
またブラックやホワイトに比べて、インテリア全体のコントラストを抑えることができるのも魅力の1つです。
White / Glossy
Whiteは、清潔感があり、空間を明るくしてくれます。
公共の場では病院やキッズルーム、ご自宅などではナチュラル・シンプル・ミニマルと言ったイメージのお部屋にうってつけのカラーとなります。
また、アパレルやアクセサリーのショップにおいては、商品を一層際立たせてくれるカラーとなりますので、什器としてもおすすめです。
写真:カッティングボード DIPPED WOOD PLATE
写真:テーブル&コーヒードリッパースタンド COFFEE DRIPPER STAND

WOOD
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木材について

  • SULKの木材は、パイン集成材かバーチ合板(白樺合板)の安価な素材2種、またはオーク無垢かウォールナット無垢の高級木材2種の計4種を中心に使用しており、予算・色味・用途に合わせてお選びいただけます。
  • 仕上げは標準ではオイル仕上げとなり、テーブルなどは有料オプションでウレタンコーティングにも対応しています。
  • オイル仕上げの色味については下の画像の通り、樹種により選択できる色味が異なります。
  • こちらの見本は、画面を見る環境や明るさ・設定などにより、実物と色味が異なって見える場合がございます。
  • 木材サンプルは商品ページにて販売しております。ただし、バーチ合板はセットに含まれていませんので、ご希望の際はお問い合わせください。
写真:パイン集成材 / ナチュラル
Pine / Natural
写真:パイン集成材 / ライトブラウン
Pine / Light Brown
写真:パイン集成材 / ナチュラル
Pine / Brown
写真:バーチ合板 / ナチュラル
Birth / Natural
写真:バーチ合板 / ライトブラウン
Birth / Light Brown
写真:バーチ合板 / ナチュラル
Birth / Brown
写真:オーク / ナチュラル
Oak / Natural
写真:オーク / ナチュラル
Oak / Brown
写真:ウォールナット / ナチュラルのみ
Walnut / Natural only

集成材と無垢材の違い

SULKでは、パイン集成材を中心に、その他合板からオークやウォールナットなどの無垢板まで幅広く取り扱っております。

集成材
(パイン・ゴム・タモ・オーク・ウォールナットなど)
集成材とは、小さく切り分けた木片を接着材で繋ぎ合わせた木材で、乾燥による変形や割れなどの狂いが生じにくいといった特徴があります。
無垢材・はぎ材
(オーク・ウォールナット・ブラックチェリーなど)
SULKで扱う「無垢材」は、厳密には「はぎ材」となります。
「はぎ」とは、幅方向に木材を接着させる技術の名称です。
SULKで扱う無垢板(はぎ材)は、150~200mm程度の幅の木を使用目的の板幅に合わせて(棚板サイズですと2~3枚、ダイニングテーブルサイズですと5~6枚)を接合したものを使用しております。
集成材と比べると、長さ方向の接合はなく、幅も広めになるため、1枚の板にした時にはしっかり木目も出る美しい仕上がりになります。
合板
SULKでは、商品によっては合板も使用しています。
扱う合板としては「ラワン合板(ベニヤ合板)」と「ラーチ合板(針葉樹合板)」で、ともにホームセンターでもよく見かける材料となります。
手軽な木材といえますが、合板の積層断面などはデザインとしても秀逸で、無垢材の程乾燥や湿気に気を使う必要もなく、表面もしっかりとサンダーによって滑らかに仕上げますので、他にない個性的なアイテムとなります。

取り扱い樹種

下記の樹種以外にも様々な樹種でのオーダー製作に対応致します。
何かご希望の樹種がある方、気になる方はお気軽にお問い合わせいただければと思います。

Pine / パイン集成材
SULKで使用しているパインの集成材はホームセンターなどでも手に入る身近な木材で、特徴として柔らかく加工がし易いという点が挙げられます。
木片1つ1つは無垢の木材でもあるので手触りは温かみのある物になり「予算は抑えたいけど生の木の家具が欲しい」と言った場合にお勧めの材となります。
Birch / バーチ合板
バーチ=白樺を原料とする合板です。
SULKで使用しているバーチ合板はロシア〜北欧産の材で、薄くスライスしたバーチ材を何層にも重ねて製造されており、優れた強度とカット面の美しさが特徴的な材となっております。
Oak / オーク無垢(ナラ材)
SULKのオーク材は、国産品のナラ材を使用しております。
北米産を「ホワイトオーク」と呼びますが、ロシア産や国産品でいうところの「ナラ材」とほぼ同じ樹種になります。
ホワイトオークはナラ材に比べて目が少し粗いといった違いがありますが、プロでも見分けるのが難しい程度の差です。
こだわりがない限りはどちらを使用しても見た目的には問題ないかと思われます。
材質としては固く重量もあるため存在感があり、ダイニングテーブルで使用した場合は部屋の主役になる木材といえます。
原木の色が白っぽいものになりますので、Natural色オイルフィニッシュでの仕上がりは自然な明るい色合いとなり、清潔感のある空間やNatural系のインテリアとの相性は抜群です。
Brown色で仕上げるとナチュラルとは一転してインパクトのあるかっこ良い風合いとなります。

こちらは基本「節・白太あり」の材料となります。(白太:木材表皮側の白んだ部位)
節の量や大きさ、白太の程度は指定できません。
「届いた品物の節の状態が好みではない」といった理由での返品などは対応しかねますので、予めご了承ください。
なお、ダイニングテーブル類に限り「節・白太なし」をオプションとしてご用意しています。
商品ページにございますので、ご希望の場合は合わせてご購入ください。

こちらは厳密には「無垢はぎ板」となります。
はぎ板とは前述の通り、長手方向に一枚の幅150〜200程度の板を貼り合わせて一枚の板にした材の事を言います。
原木をスライスして加工する「一枚板」とは別物になりますので、ご注意ください。(SULKでは一枚板の取扱いはございません)
Walnut / ウォールナット無垢
チーク・マホガニーと並ぶ3台銘木の一つです。
Natural色オイルフィニッシュによるダークブラウンな色合いと木目は、美しく重厚感があります。
シックで高級感のある空間や、ハイセンスなセレクトショップなど、大人な雰囲気にうってつけです。
価格は、SULKで扱う木材の中では一番高価なものになりますが、その見た目のかっこ良さ、質感で必ずご満足いただける樹種になるかと思います。

こちらは基本「節・白太あり」の材料となります。(白太:木材表皮側の白んだ部位)
節の量や大きさ、白太の程度は指定できません。
「届いた品物の節の状態が好みではない」といった理由での返品などは対応しかねますので、予めご了承ください。
なお、ダイニングテーブル類に限り「節・白太なし」をオプションとしてご用意しています。
商品ページにございますので、ご希望の場合は合わせてご購入ください。

こちらは厳密には「無垢はぎ板」となります。
はぎ板とは前述の通り、長手方向に一枚の幅150〜200程度の板を貼り合わせて一枚の板にした材の事を言います。
原木をスライスして加工する「一枚板」とは別物になりますので、ご注意ください。(SULKでは一枚板の取扱いはございません)

木材の塗装について

SULKの木材の塗装は、標準塗装として「オイルフィニッシュ」を、有料オプションとして「ウレタンコーティング」を採用しております。
それぞれメリット・デメリットがありますが、ご使用する環境やご用途に合わせてお選びいただければと思います。

オイルフィニッシュ
SULKで使用する木材は全て「オイルフィニッシュ」と言う仕上げ方法で製作されます。
「オイルフィニッシュ」とは、専用のオイルを木材の表面に塗り込み、そのオイルが染み込んで硬化することで、木材を保護する仕上げ方法です。
塗膜を作らないため、木本来の肌触りを活かした美しい仕上がりになり、メンテナンスや軽い修復もご自身で簡単に行える「育てる家具」を作ることができます。

オイルフィニッシュに関する注意事項
ウレタンコーティング
テーブル天板表面にはオプションで「ウレタンコーティング」を選択していただくこともできます。
「ウレタンコーティング」とは「ウレタン樹脂塗料」で表面をコーテイングすることで、水や油によるシミを防ぎ、乾燥や湿気にも強くなる塗装方法です。
表面に塗膜を作りますので、木材の温かい手触りはなくなってしまいますが、メンテナンスなども必要なく、軽い拭き掃除だけで綺麗な状態をキープできる「ストレスフリー」な仕上げ方法です。

ただしデメリットとして、使用環境や経年によるウレタンの割れや削れなどの劣化は起こります。
そうなった時の修復はご家庭では難しく、家具の修理業者などに依頼していただく必要がございます。

オイルフィニッシュに関する注意事項
写真:天然木の天板 TRIPOD STOOL - WOOD TOP
写真:鋼材のテーブル脚 CAFE TABLE

CAUTION
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商品に関するご注意

  • SULKの家具は全て手作りのため、商品の形状によっては数ミリの誤差が生じる場合があります。
  • SULKの家具は全て天然木を使用しておりますので、1品ごとに色・節の有無・木目が異なります。
    これらの指定や、木目がお気に召さないと言った理由による返品や交換はお受けできませんので、ご注意ください。
  • オイルフィニッシュは特性上キズやシミが付きやすいことをご理解・ご了承の上、ご購入いただければと思います。
    SULKではある程度のキズやシミは「味わい」と受け止めており、各ご家庭やお店さまそれぞれで、あまり神経質になり過ぎず「いい感じ」に育てていただければと考えております。
  • パイン集成材のナチュラル色は、経年変化により少し黄色がかってきます。
  • パイン・杉・桧などは柔らかい樹種となり、力加減によってはボールペンなどでも筆痕がつきます。
    また仕入れの時点で多少のキズや打痕もあり、製作途中でもそれらが発生することがございます。
    ひどい物は修復もしくは使用しないようにしていますが、遠目やぱっと見でわからない物はそのまま使用しております。
    その点をご理解・ご了承の上、ご購入いただければと思います。
  • 無垢板につきましては一部節あり・節なしを選択していただけますが、節の数や形状などは指定できませんので、ご注意ください。
  • 空調が直接当たる場所、湿度の高い環境や乾燥の激しい場所、直射日光や雨風が直接あたる屋外での使用は、反りや変形・割れ・サビの原因になりますので、おすすめしません。
  • オイルフィニッシュの天板に、高温の鍋・調理器具・水や油の垂れこぼしのあるものを放置すると、焦げ付き・シミの原因になりますのでご注意ください。
  • ウレタンコーティングであっても、高温のお鍋などを直接置くことはしないでください。ウレタンの破損の原因になります。
  • ウレタンコーティング面に金属など硬いものを打ち付けると、ウレタンが欠ける恐れがありますのでご注意ください。
  • オイルフィニッシュ面・ウレタンコーテイング面共に、付いた汚れを落とす目的などで研磨材入りのスポンジなどを使用することはお控えください。
    オイルフィニッシュの場合は木材まで削れ、内部の無塗装部分が見えてしまいます。(ナチュラル色であっても内部とは色が違いますのでご注意ください)
    ウレタンの場合はその部分だけキズが付いた状態になります。
  • 木部・鉄部共に、汚れや錆落としでシンナーや除光液を使用しないようご注意ください。
  • 商品写真は、画面を見る環境や明るさ・設定などにより、実物と色味が異なって見えますのでご注意ください。
    また、写真と実物では多少の違いもありますので、その点をご理解・ご了承の上、ご購入いただければと思います。
  • 商品の本来の目的とは違う方法でのご使用は、ケガ・破損の原因となりますのでおやめください。
  • 商品の使用・価格・デザインなどは予告なく変更する場合がございます。リピートでのご購入の際などはご注意ください。
写真:テーブル天板
写真:木製の棚 OAK CABINET

MAINTENANCE
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購入後のメンテナンス

オイルフィニッシュ面の普段のお手入れは、水拭き、乾拭きで問題ございません。
ただし、濡れ布巾を天板に放置すると、その部分だけふやけて、変形・変色の原因になりますのでご注意ください。

オイルフィニッシュ面は何もせず放置すると、オイルが乾燥・蒸発して表面がカラカラになってきます。
年に1~2回程度、市販の天然素材オイルでメンテナンスしていただく事を推奨します。
使用するオイルは、専用オイル以外にスーパー等で手に入る食用の「荏胡麻油」「亜麻仁油」でも大丈夫です。
手順は以下のとおりとなります。

  1. メンテナンス面の汚れを取る。
  2. #200~300程度のサンドペーパーで塗る面を軽く研磨する。
    着色された天板の場合、研磨しすぎるとその部分のみ内部の無着色部分が出てしまうのでご注意ください。
    削り過ぎた場合は「ワトコオイル」「オスモオイル」など着色オイルでメンテナンスしてください。
  3. 研磨後は、研磨カスを拭き取り、乾燥するのを待つ。
  4. オイルは、刷毛を使って塗り込む。
  5. 20~30分放置した後、乾いた綺麗なウエスなどで余分なオイルを拭き取る※。
  6. 最後に耐水サンドペーパー#400~600で表面を磨き、半日から1日乾燥させれば完成です。

拭き取りが甘いとオイルがいつまでも乾燥せず、べたつきの原因になります。

オイルを拭き取ったウエスは、広げて日陰などで1日以上乾燥させてから処分してください。
オイルで濡れたままのウエスを丸めて放置した場合、発火の恐れがあり、非常に危険です。必ず乾かしてから廃棄してください。

乾燥後はお好みで「蜜蝋ワックス」「ワトコワックス白」を散布していただく事により、撥水効果を高め手垢なども防止でき、より長く綺麗にご使用いただけます。

  • ウレタンコーティング面は水拭き掃除だけで大丈夫です。
  • 鋼材の接合部などにサビが見受けられた場合、気になる方は市販の潤滑油で軽く拭き取ってください。